HTML5プロフェッショナル レベル2試験

受験の動機

 HTML・CSSと同様に、いや、それ以上に、JavaScriptにも変遷がありました。全体を網羅的に学ぶ機会があまりないので、この機会に、と取り組んだのでした。

使用した教材

レベル2 スピードマスター問題集

 翔泳社の問題集。

 

 レベル 2対策テキストは、評判があまり良くないこと、それに加えてamazonでも書店でも在庫なしの状態になっていたので、今回は利用しませんでした。もしかしたら、ver2.5に対応する形で改訂するのかもしれない。ともあれ、そういう訳で、レベル 1のときとは違って、スピードマスター問題集をテキスト兼用として活用することにします。

 初版は2018年。ver2.5で試験範囲となったものの一部については、この出版時点では試験範囲外ながらも参考として記述されていました。こうした情報は検索などの際に役立ちました。問題数が多いこともあり、この問題集から試験範囲の全体を眺めることができました。ver2.5の追加分については、後述の2つのサイトを利用しました。

 収録問題は、模擬試験を除いて233問、模擬試験を含めると293問・353問。

 以下の実績は、初回の正答率。

問題数 正答数 正答率
1章 71 59 73%
2章 51 37 72%
3章 17 12 70%
4章 9 9 100%
5章 23 18 78%
6章 18 16 88%
7章 11 6 63%
8章 23 16 69%
9章 10 6 60%
10章(模擬試験) 40 37 92%
11章(模擬試験) 40 32 80%

 

サンプル問題/例題解説

html5exam.jp 公式サイトにはサンプル問題が収録されています。勉強をしていた時期、レベル2については ver2.5のものは公開されていませんでした。

 なお、新しい問題ほど上に表示されていますので、ページの下から順番に解いていくほうが混乱が少ないかと思います。

 レベル 1のときと同様、応用的というか、視点の異なる問題の傾向が多く、初回の正答率は低いものとなりました。この後に、PolariStationをサービスを利用しました。

 

問題数 正答数 正答率
2-1 32 22 68%
2-2 26 17 65%
2-3 12 10 83%
2-4 6 4 66%
2-5 17 12 70%
2-6 7 3 42%
2-7 3 1 33%
2-8 11 5 45%
2-9 5 3 60%
2-10 1 0 0%

 

PolariStation

 LPIが主催する幾つかの試験のための模擬問題を有料で提供している。

polaristation.com スピードマスター問題集の出版の古さの懸念と、ver2.5では、JavaScriptの文法の試験範囲が加わっています。主にES6の範囲だとのことなので、今の時点で ver2.5に対応をしていると書かれている教材に触れて、安心感を得たいということで利用した。

 理想を言うなら、新しいJavaScriptに関するテキストを一冊挟んでからこうした問題集に取り組むのが良いと感じるが、長期戦はいろいろ不都合が生じるということで、ここでの模擬問題を終えたら受験することに決めました。

 今回は、白問題集・公式サイト・ポラリステーションと、3つのものを利用しましたが、2つ利用すれば十分だったかなあと感じています。試験より広い範囲(活用など)が気になるなら公式サイト、試験に即した内容ならポラリステーションだとも。

 また、ECMAScript2015対応については、今の時点では、ポラリステーション(10問)のみとなっています。本サービスではこの部分が最も貴重と感じました。

 以下は初回の正解率。無料会員登録をすると分野ごとの問題数を把握できます。有料プランを契約すると、指定した期間、すべての問題にアクセスできるようになります。

問題数 正答数 正答率
サンプル問題 10 - -%
JavaScript 40 37 92%
JavaScript(ES6以降) 10 8 80%
WebブラウザにおけるJavaScript API 40 34 85%
グラフィックス・アニメーション 20 18 90%
マルチメディア 20 18 90%
ストレージ 20 18 90%
通信 20 17 85%
バイスアクセス 15 14 93%
パフォーマンスとオフライン 15 10 66%
セキュリティモデル 15 12 80%
模擬試験 1 40 34 85%

 

受験

 得点率は 85%でした。なお、合格ラインは 70%のようでした。

感想

 試験はver2.0からver2.5に切り替わっています(もうver2.0を受験することはできません)。レベル2では、合格点が70%ラインだとのことで、今回は85%をとることはできたものの、「得点率を上げるための効果的な勉強法」はないように思います。JavaScriptの文法(普段、使わない・見かけないような文法)といった言語仕様を広く学び直す必要があったなら、かなり時間を要したのではないかと感じました。

 公式サイト/サンプル問題の初回得点率(特に2-1、2-2)が暗示していたとおり、確信を得られるような感じではありませんでした。

参考にしたブログ

www.lyzon.co.jp

html5.ichikawa-webdesign.com

利用したサイト

jsprimer.net

developer.mozilla.org