HTML5プロフェッショナル レベル1試験

受験の動機

 HTML・CSSに長い歴史があり、ブログなどで情報を得ても断片的な情報なので、この際、一式を学び直すとともに、試験に合格する形で、学習した証としたかった。

使用した教材

レベル1 対策テキスト&問題集

 公式のテキスト。

 

 ゆっくりとテキストを読み進めました。HTML5になって追加されたものもあれば、廃止されたものもあり、そうしたものをブログなどで断片的に知ることはあっても、網羅的に知る機会はありませんでした。このテキストで、ともあれ全体を眺めることができました。

 収録問題は、模擬試験を除いて93問、模擬試験を含めると153問。

 以下の実績は、初回の正答率。

問題数 正答数 正答率
1章(HTML) 38 31 81%
2章(CSS) 24 16 66%
3章 11 11 100%
4章 8 6 75%
5章 12 10 83%
模擬試験 60 46 76%

 

スピードマスター問題集

 翔泳社の問題集。

 

 購入したものは第1刷(2018/03/12)のもので、上記のテキスト(2020年改訂のもの)よりも古いものでした。このため、HTML・CSSの仕様や、試験の対象範囲の変更を反映していないところもある点には留意。その後、改訂されている可能性があります。

 テキストとは出版社が異なっており、問題の雰囲気、観点が異なります。問題と解答のセットなので、全体を網羅的に知っていないと混乱するかもしれません。個人的には、先にテキストを学んでおいて良かったです。問題集だけあって、問題数が多いことも良かった。たくさんの問題に触れることによって安心できました。

 模擬試験は1回分が収録されており、もう1回分をダウンロード可能。

 収録問題は、模擬試験を除いて238問、模擬試験を含めると298問・358問。

 以下の実績は、初回の正答率。ただし、模擬試験(DL)は、後述の公式サイトのサンプル問題/解説の問題を実施した後に実施しました。

問題数 正答数 正答率
1章 46 41 89%
2章(CSS) 67 56 83%
3章(HTML) 71 58 81%
4章 26 21 80%
5章 28 20 71%
模擬試験 60 51 85%
模擬試験(DL) 60 55 91%

 

サンプル問題/例題解説

html5exam.jp 公式サイトにはサンプル問題が収録されています。それ以外の章は問題数が多く、また、かなり視点を変えた問題が多く感じました。解説もまた、ウェブならではのやや懐かしさを覚えるような記述もありますし、興味深く読むことができました。ver2.0からver2.5への切り替わりのためか、5章の問題数は少なめです。

 なお、新しい問題ほど上に表示されていますので、ページの下から順番に解いていくほうが混乱が少ないかと思います。

 これらの事情で、3番目に触れた問題ながら、初回の正答率は低いものとなりました。この後に、スピードマスター問題集の模擬試験(DL版)を実施しています。

 以下の実績は初回の正答率。

 

問題数 正答数 正答率
1章 29 23 79%
2章(CSS) 33 22 66%
3章(HTML) 34 23 75%
4章 22 15 68%
5章 10 5 50%

 

受験

 得点率は 93%でした。なお、合格ラインは 65%のようでした。

 

感想

 クライアントサーバシステムでよくあるような問題であれば、類推することもできますが、HTML・CSSの分野については、かなり覚えることが多いと感じました。

 試験はver2.0からver2.5に切り替わっています。公式サイトのサンプル問題はver2.5のものがありますが、テキスト・問題集はまだver2.0のもののみ。ただ、それほど範囲が変化したのでもなく、書籍のほうが見やすいかと感じました。

 HTML・CSSには長い歴史がありますから、今回の学習によって、現行のものを把握し、また、廃止・非推奨になったものも把握できたことは良かったです。

 

参考にしたブログ

zenn.dev

www.lyzon.co.jp

note.com